米国ではトランプに対し、世界でも最も権威のある医学誌が「現政権は公衆衛生の危機に無能であり、さらに多くの命を奪うことに加担してはならない」と主張し、トランプへ投票しないよう呼びかけた。由緒ある科学誌も「今まで特定の大統領候補を支持したことはなかったが、今年はそうせざるを得ない。トランプ氏は科学を無視し、人々を傷つけた」と声明を発表しバイデン支持を呼びかけた。更に英科学誌ネイチャーは「科学と政治の切れない関係」と題する社説で、新型コロナウイルスの感染拡大や環境問題などでトランプら世界中の政治家が科学的証拠を無視したり、貶めたりする例が相次いでいると批判した。でもそれだけではない。菅首相が日本学術会議の会員候補6人を任命しなかった問題にも触れ「政治家が、学問の自律性や自由を守るという原則に反発している」とも訴えた。その上で「国が学問の独立性を尊重するという原則は、現代の研究を支える基盤の一つ。政治家がこの約束を破れば、人々の健康や環境、社会を危険にさらす」と懸念し、今後しばらくの間、より多くの政治ニュースを取り上げるとの方針を示した。斯くして菅は世界デビューを果たした。残念。
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