3Kとは、きつい、汚い、危険の頭文字だが、コンビニは汚くなく危険も少ないが「きつい」ので3K職場の代表と言われている。特にフランチャイズFC店の経営者は悲惨だ。折からの人手不足でアルバイトも雇えないので自ら長時間働くことになる。しかも、従業員ではないから労基法も適用されない。働き続けざるを得ない地獄とも言える。従って経営者は、辞めるアルバイトに対し、後釜を見つけなければペナルティを課すという店まで現われた。ここ数年、FC店の経営者が声を挙げ始めたためコンビニ本部は、少し締め付けを緩和し始めた。でも、現行のFC制度では、本部は仕入れ原価のみを差し引いた粗利益でロイヤルティーを算定し、赤字でもFC店から徴収している。ところが、ミニストップはロイヤルティー徴収制度を廃止し、利益を本部とFC店で折半する仕組みに変えると発表した。コンビニ業界で初めての試みだ。店舗の売上高から仕入れ原価や人件費、商品の廃棄費用など店舗運営に掛かる経費を差し引いた額を事業利益とし、本部とFC店で原則折半することになる。本部にとっては当面減益となるが、FC店は息を吹き返し、働く喜びを感じ売り上げは伸びるに違いない。今後コンビニで買うことがあれば、まずミニストップを探そうと思う。
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