長生きはお目出度いと思う。日本人の寿命は年々延びている。我が家の義母も95歳になりピンピンしている。ヒトが長寿命になることは、良いことだと思う。幾多の病や怪我などの危険を克服してきた証だと思う。でも、政権の長寿命はどうなのだろう。安倍政権が、今日で最長の佐藤栄作に並び、明日はそれを更新し、日本最長の政権になるという。でも政権の場合、長寿命ということが高評価に繋がるとは限らない。寧ろこの国を如何に変えたかが評価になる。安倍政権の場合、アベノミクスで日本株を上げたが、株にお金を注ぎ込みすぎ、取り返しのつかない状況に陥ってしまった。レガシーと言えるものは何も無い。政権が7年半も続いたのだから、未来に向けたこの国の形を創ることをすべきだったと思う。例えば、国民生活を豊かにすること。GDPは一向に増えず、一人当たりGDPは世界26位に沈んでしまった。今後少子化がこれに拍車を掛け、日本は最貧国に陥ろうとしている。せめて世界の10位以内を目指すと目標を掲げれば、相当具体的な政策を打つことが出来、明るい未来が描けたはずだ。その他、縦割り行政の改革、自民党党是の自主憲法制定、道州制の導入等々、国の形を創る方策はいくらでもあった。国民にプラスとなる成果は全く無く、マイナスを散りばめ、唯々時間だけが過ぎてしまった。早急な選手交代が望まれる。
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