血液によりガンを特定する検査法が進歩している。既に発見が困難な膵臓ガンや卵巣ガンなどのガンも含めて、20種類以上ものガンを発見できる血液検査が開発されている。しかも、9割の精度で特定可能で、誤診率も低いとのこと。だが、これらは既にガンに罹っている患者の血液から特定する方法だ。ところが「症状が出る4年前の時点でガンを検出出来る」血液検査法が開発されたとのこと。ガンはDNAのメチル化で特定出来る。血液サンプルからDNAを分離し、過去の研究でガンの存在を示す可能性が高いと特定されている約500の領域で、DNAメチル化のスコアを測定し、AIで分析すると今後発症するガン種を特定出来たという。この検査法を可能にしたのは、中国の台州市で採取された12万3000人分の血液サンプルがあったからだという。血液サンプルの採取時点で健康だった人のうち、575人が採取から4年以内に胃がん・食道がん・大腸がん・肺がん・肝臓がんのいずれかの診断を受けたとのこと。ガンもBack to the Futureの世界のようだ。
コメントをお書きください