難読漢字がブームになっている。そこで安倍首相の九州豪雨災害の視察を例にして、難読漢字をちりばめ即興で文章を創作してみた。「球磨川の氾濫で人吉市は大きな被害を受けた。首相は迷惑にも拘わらず現地を視察した。あたりは夥しい流木がまだ放置されたままで、避難所には取りあえず一定間隔に準えた段ボールベッドが設えられていた。そこには胡座を組むお爺さんや転寝をするお婆さんの姿。安倍は老人に声をかけ、然も具に視察しているかのようだ。だが強ち視察が目的とも思われない。コロナへの不作為からの逃避行なのかもしれないとも思える。何故なら、移動の途中で鼻歌を口遊んでいたし、九州名物の木耳の入ったラーメンに舌鼓を打って啜っていたからだ」。因みに難読漢字である、夥しい(おびただしい)、準えた(なぞらえた)、設え(しつらえ)、胡座(あぐら)、転寝(うたたね)、然も(さも)、具に(つぶさに)、強ち(あながち)、口遊んで(くちずさんで)、木耳(きくらげ)と読む。残念ながら、自分は4つしか読めなかった。日本語は奥深い由、興味は尽きない。
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