鹿児島県知事選で2期目を目指す三反園現知事が落選した。7人もの候補が乱立し、自公が推薦してくれた保守王国で、豪雨とコロナという非常事態下で、かつ2期目を目指す有利な立場の現役の知事だから、三反園にとってこれ以上の追い風は無かったのに敗れた。でも自分は当然の結果だと思う。知事になる前、三反園はテレビ朝日で記者や解説委員をやっていた。よくニュースステーションで顔を見た。4年前の知事選に野党の推薦を受けて出馬し、オバマ紛いに「Change」を連呼しながら脱原発を公約に掲げた。そして鹿児島初の民間出身知事となった。だが、知事になるや公約を翻し原発を容認した。しかも熊本地震で川内原発の稼働継続が危ぶまれたのに運転継続を認めたのだ。民進党や社民党の支援を受けて初当選した知事が、今度は自公の推薦を受けて出馬することになった。県内の首長に県の公共事業を引き合いに集票の協力を求めたというから何をか言わんやだ。この4年間で三反園が如何に変質したのかが良く分かる。鹿児島県民は、この4年間三反園を選んでしまったことに忸怩たる思いだったに違いない。結局三反園は鹿児島県政をChangeすることなく、自分をChangeして人間としての信用を落としてしまっただけで終わったようだ。アーメン。
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