ボルトン回顧録The room where it happenedが世界に与えた衝撃は極めて大きいようだ。勿論丸裸にされたトランプへの影響は大で、支持率は急激に下がっている。世界を驚かした米朝首脳会談の実現が実はトランプ大統領の選挙対策であったということや、G20大阪サミットで実現した米中首脳会談で、トランプが習主席に大統領再選のため農産品を大量に購入して欲しいと要請した事が暴露されている。因みに、これにトランプの白人至上主義が加わり、Black Lives Matter運動が勃発し世界的に人種差別の概念が根本から変わろうとしている。トランプを引きずり落とし、思いがけずに人種差別撤廃に舵を切らせたのはボルトンの成果かもしれない。しかし、問題もある。トップシークレットであるはずの米中首脳交渉の内幕が簡単に暴露されたのだから、今後は米中にとって首脳交渉による妥協は望めないということになる。世界を左右するトップ交渉の電話線を断ち切ってしまったとも言える。功罪の判定は難しいが、自分はボルトンの功だと思う。何故なら、賢い米国民は次回の大統領選でバイデンを選ぶと思うからだ。だが待てよ。バイデンは既に認知症という噂もあるのだが。
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