新型コロナウイルス対策で、テレビのコメンテーターたちが離れ離れに座る光景に見慣れてきた。都会から田舎に旅行したり疎開したりすると感染が広がると嫌われ、観光地は人影が疎らになってきた。ところが、それを逆に行く県もある。石川県だ。県庁で開いた新型コロナウイルスの対策本部会議には、谷本知事ら16人のメンバーが出席。入り口ドアは閉め切り、マスク着用者はゼロ。互いの座席の間隔は数十cmほど。ひょっとすると、密閉、密集、密接の3密を体験していたのかもしれない。更に、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて東京都が週末の外出自粛要請を出す中、谷本石川県知事は都民らに向け「無症状の人は東京からお越しいただければ」と県内への観光をアピールしたという。国の専門家会議は無症状者からの感染にも注意を呼びかけているし、殆どの県が首都圏からの来県者に不要不急の外出自粛を呼びかけているのだが。そう言えば、2月の頃、安倍首相は新型コロナウイルスなど眼中に無く「春節は多くの中国人観光客が見込まれる」とはしゃいでいた。よく似た者同士だ。
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