安倍首相が唐突に、小中高校の全国一斉休校を要請した。自分は大反対だ。新型コロナウイルスの専門家会議の議題には一斉休校など無かったと専門家は言っている。この一斉休校は、専門家という簑を被った安倍の政治判断なのだろう。責任回避の道を残したスケベ根性の表われとも言えそうだ。本来、子どもの安全を第一に考えること自体は間違いではない。でも、それに伴う問題点も検討し結論を出すべき問題でもある。共働き家庭の支援、期末試験、進学進級、卒業、働き手の来ない会社にどう対処するのか。何も考えない今回の措置は刹那的だと思う。もし全国で忠実に実施されれば日本システムが崩壊してしまう恐れもある。安倍は新型コロナウイルス対策で後手後手を踏み、国内からも海外からも非難されてきた経緯がある。恐らく安倍は、ここ一番で先手を取ろうとした積もりなのだろう。だが、いつもの行動パターンの通り後先を考えていなかった。先手の悪手だ。オーバーシュート過ぎる。それが敗因だ。新型コロナウイルス対策としては、感染者がいる地域に限定すればよく、全国一斉休校などにせずに、その他の地域は熱のある子は家に帰すだけで良かったはずだ。悲しいことに、非常時は日本の首相が、日本を壊す元凶になっている。
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