14日間の隔離で陰性とされた人々がダイヤモンド・プリンセスを下船したが、新たに陽性と診断された。今やダイヤモンド・プリンセスの船内は第二の武漢と化している。新型コロナウイルスだらけなのだ。その中で隔離され陰性と診断されたからといって、下船時に感染していないという保証は無い。診断後に感染する恐れは十分に考えられるからだ。船内で陰性とされた人を下船させたのは判断ミスだと思う。本来であれば、全員を早期に下船させ、一人部屋の隔離室で14日間の経過観察を行い、陰性であった人を解放すべきであったと思う。そうすれば二つのメリットがあった。一つは、確実に感染者を選別出来たこと。もう一つは、ダイヤモンド・プリンセスを第二の武漢と化させずに、感染者数を大幅に減らせたこと。今回のダイヤモンド・プリンセス封じ込め失敗の要因は、感染をダイヤモンド・プリンセス内に留め、国内にには持ち込まないという考え方が支配していたからだ。言い方を変えれば、最悪の場合ダイヤモンド・プリンセス内は新型コロナウイルスが蔓延しても仕方が無いと判断したのだろう。この新型コロナウイルス対策には、確固たるリーダーが存在していない。二流、三流の政治家が右往左往していただけ。危機を危機とも認識しない政治家ばかりだから、危機に対処出来る訳がない。せめて専門家をリーダーとする活用は図るべきだった。
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