南極では過去最高の18.3度を記録したというが、一方イラクのバグダッドでは過去100年で初めて雪が積もったとか。異常気象ではあるが、一概に地球温暖化とは言えそうもない。南極の気温上昇は大陸上の氷が溶けるので海面上昇が懸念されている。バグダッドの大人も子どもも雪を見るのは生まれて初めてとのこと。雪合戦に興じる写真が興味深い。寒さよりも暑さに慣れているバグダッド市民にとっては、天地がひっくり返る経験なのかもしれない。一方豪州の雨の少ないシドニーは、30年ぶりに豪雨に見舞われたとのこと。豪雨の影響で発生した高波に襲われた家々の状況が放映されている。豪雨と言えば、災害しか思い浮かばない。だが、豪州の一部のニュースは「ラッキー」と伝えている。森林火災が治まりつつあるからだ。まさに恵みの雨だ。もし、祈祷師の為せる術であれば、豪州の歴史に名を残すに違いない。暑くなっても寒くなっても困ることはあるが、暑くなっても寒くなっても良くなることもある。一方的に決めつけることが、一番悪いと言えそうだ。
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