トランプ大統領の一般教書演説は単なるタレントのトークショーだ。ペロシ下院議長が演説後にトランプの原稿を破ったことは宜なるかなと思う。テレビでは、印象的な内容の一部しか放映されないと思い、発言の全文を読んでみた。一言で言うと、原稿内容はトランプ自身の思いではなく、美辞麗句の扱いに長けた人物が書いたものに違いない。トランプの人生哲学と乖離している。似ているのは、自分の成果をひけらかすことだけ。実に多くの有色人種が招待され称えられた。本人たちは笑顔でトランプを賞賛していた。でも、この人たちは白人主義者のトランプに欺されていることに気付かないのだろうかと、自分はテレビ画面を見て感じた。トランプ自身にとって見ず知らずの人々の逸話を取り上げ、あたかも美談は自身が作ったのだと言いたげだった。最後は選挙で票になるインフラ整備をアピールしていた。未だにインフラ整備の実績は無いし、これからも期待は出来ないのに。全てのトークは選挙のためと考えれば合点がいく。見方を変えると、トランプがこの演説内容を真に理解するようになれば、優れた人生哲学の持ち主になれると思うのだが。
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