安房の三名工巡り

今日は我が家恒例の房総ドライブだ。目的は盛り沢山。温泉露天風呂、新鮮安価野菜、新車の半自動運転、宿の料理ショー、それに安房の三名工。それぞれブログに書くほどの内容はあったが、今日は安房の三名工について書くことにした。三名工とは、彫刻の武志伊八、後藤義光、武田石翁。三名工は房総半島に多くの作品を残している。伊八については、4年前に行元寺を訪ね「旅のオマケは波の伊八 」に書いた通りだ。北斎が「神奈川沖浪裏図」を描く動機となった伊八の「波に宝珠」がある。見事な波だった。今日は残りの義光と石翁の作品を訪ねることにした。義光一族の墓がある千倉町の西養寺には初代義光の作品である向拝の木鼻がある。有名な割にはひっそりと佇む寺であった。白浜町の厳島神社には石翁19歳時の作品「七福神」がある。弱冠19歳でこれ程の石像が彫れたとは驚きである。でも、七福神と言いながら六福神しか無い。一つは何の彫刻も無い石が置かれている。未完成だったのか、はたまた盗まれてしまったのかと思った。後で調べると、弁財天は社殿に祀られているとのこと。旅に出るには下調べが必要だと反省させられた次第。