冬の星座はと問われても、北斗七星とオリオン座程度しか知らない。そのオリオン座が崩れるかも、というニュースがある。オリオン座は四角形の真ん中に3つの連なった星がある。四角形の左上の星をベテルギウスという。そのベテルギウスが輝きを失い、やがて消滅してしまうかもしれないという。昔九州にいた頃、真冬の帰り道、晴れ渡った夜のことだった。オリオン座の四角形の中の星を数えたら何と13個もあった。今でも忘れない星の降る夜だった。そのオリオンがオリオンでなくなってしまうのはとても悲しく思う。ベテルギウスは太陽の20倍の重さが有り、寿命は1000万年で今は900万年くらいとのこと。寿命が尽きるのは数年後か100万年後かは誰にも分らない。自らの重さに耐えかねて最期に超新星爆発が起こるという。超新星爆発すると、ベテルギウスは金星より600倍以上明るく、半月の明るさになり、昼でも見えるようになるらしい。その輝きが約100日間続き、やがて暗くなり肉眼では見えなくなると言われている。オリオン座の四角形の右下の星をリゲルという。リゲルが白く輝き、ベテルギウスは赤く輝く。夜空の源平合戦だ。星の世界でも、驕れる平家は久しからずということか。
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