英国王室はハリー王子夫妻が王室を離脱すると発表した。夫妻はこの春以降王室の公務から退き、殿下、妃殿下という称号も失うことになる。今後は公費の支給は受けず、住居の改修費3億円も返還する意向とのこと。王室に馴染んだウイリアム王子夫妻とは対照的だ。ハリー王子は何故離脱の道を選んだのだろう。ハリー王子は離脱後も公務を行う希望があると言っていたから、王子自身が離脱を望んでいた訳ではない。王子は当初、メーガン妃も王室に馴染むだろうと思っていたのかもしれない。でも英国は階級社会だ。メーガン妃の母親はアフリカ系米国人。王室も英国社会もこのアフリカ系を差別したのが主要因だろう。おまけにエリザベス女王は93歳と高齢で王室のことしか知らない。チャールズ皇太子は疑似科学を信奉する変わり者。そこにカミラが加わる。古色蒼然とした舅姑に囲まれた生活は、米国で自由に育ったメーガン妃にとって地獄だったに違いない。日本では、正月帰省で夫の里に付いていくのも拒否する妻が増えている。そう考えると、ハリー王子夫妻の決断は大正解と言えるかもしれない。
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