物騒なニュースが飛び込んできた。南海トラフでスロースリップが観測されたとのこと。東大と海上保安庁が、初めて南海トラフでプレートの境目がゆっくりと動くスロースリップを捉えたと発表した。スロースリップとは、プレートとプレートの境目がゆっくりとずれ動く現象。地震波を出さずに溜まった歪みを解放するため、揺れを感じない。でもその影響は強烈だ。スロースリップという言葉で思い出すのは3.11東日本大震災。本震が起きる2ヶ月前からスロースリップが起きていた。スロースリップが、あの大規模な大震災の引き金になり、かつ規模拡大に繋がったと記憶している。だが、今回はスロースリップと大地震との関連性は不明と言っているが、それで良いのだろうか。南海トラフ地震は、マグニチュード9、最大震度7、九州から東海という広域で、10m以上の津波が襲い、犠牲者は30万人以上と推測されている。日本は過去30年間も全てのことを先送りしてきた。全てのことに後ろ向きだ。でも、自然災害は先送り出来ない。前向きに取り組む方策は無いのだろうか。
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