Cool Nishinari!と言っても、西成恭介のことではない。旧釜ヶ崎である大阪西成「あいりん地区」が、今や外人の間で観光地と化しているという。世界でも有数の荒廃した街のひとつともいわれた西成だが、今は街の雰囲気も明るく国内外の観光客からの評判も上々とのこと。グラフィックアーティストによって描かれたシャッターの前で記念撮影する外国人観光客たちは、西成の街の印象を「So Cool!」と目を輝かせるという。西成とはアメリカ・ニューヨークのハーレムを思い起こさせるカッコいい街という認識であり、かつ銃を持つ奴がいないので安心感を覚えるらしい。高齢化でホームレスが激減したことで、街が明るく清潔になったようだ。実は、西成恭介の名付けも、この大阪西成と少し関係がある。大学生の時、小説を書こうと思って、ペンネームを西成恭介と決めた。当時悪名高い釜ヶ崎の名称が「あいりん地区」に変わり、治安も改善され、明るい未来が来そうな雰囲気があった。それにあやかって西成と名乗ることにした。未だに一度も訪れたことはないが、Cool Nishinari!のニュースには嬉しく感じた次第。
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