今日は冬至。二十四節気の第22番目。今日が一年のうちで日の出から日没までの時間が最も短い。冬至といえば、カボチャとゆず湯。昔の冬は緑黄色野菜が貴重だった。だから保存がきくカボチャが珍重されたのだろう。今では栽培技術が進歩し、何でも手に入る。時代は変わっていく。でも変わらないのがゆず湯だ。ゆずには薬効効果がある。現代では植物由来で薬効効果のあるファイトケミカルが幅をきかしている。ゆずはその先達で、今も現役だ。中国や日本では、この日を境に太陽の力が甦ってくるから「一陽来復」と言い、上昇運に転じる日とされている。クリスマスは太陽の復活を祝う古代ヨーロッパの祝祭とキリストの生誕が結びついたもの。その年の冬至が12月25日だったので、キリストの降臨日になったとも言われている。冬至とクリスマスが同義語なのとは知らなかった。北半球が冬至の日は、南半球では夏至だ。考えてみると当たり前だが、物事を逆から見ると違うものが見えてくるところが面白い。
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