中国ではキャッシュレス決済化が猛烈に進んでいるという。スマホをかざせば決済が出来るのは当たり前。スマホ自体が個人信用の元になっていて、住宅購入も融資もスマホ一つで可能だという。最近は更に進化し、顔認証が主流になりつつあるという。顔を登録すれば、コンビニでも地下鉄の改札でも顔パスで一瞬に決済されるらしい。中国国民はその利便性に嬉々としているという。背後では中国政府が全国民の顔認証システム登録を後押ししている。全土に張り巡らした2億台の監視カメラとAIを連動させれば一人ひとりの行動が把握出来る。超監視社会の到来だ。政権維持のための強力な武器になるのは間違いない。一方西欧では規制強化に動き、人を特定するために顔データを使うのは原則禁止だ。利便性をとるかプライバシー保護をとるかが、問われている。顔認証はデータを扱う側を如何に規制出来るかで、便利な道具にもなるし凶器にもなる。利便性だけに喜んでいると、思わず足元を掬われることになる。ご用心。
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