台風被害の千葉県では、今井政務官への不安が広がっているという。政務官の正式名は大臣政務官。2001年の中央省庁再編で政務次官が廃止され、その代わりに副大臣と政務官が出来たとのこと。知らなかった。大臣政務官は、副大臣の下で、大臣補佐官と事務次官の上と位置付けられているというから要職のように見える。でも官僚からは「省庁の盲腸」と揶揄されているから、無味無臭無害な存在なのだろう。でも、防災の政務官は問題だ。大災害時に何の役にも立たない政務官では困る。情報伝達と指示下達の回路を一々通さなくならなくなり、寧ろ役に立たないどころか、足を引っ張る存在になる。それを地で行っているのが今井政務官らしい。気になり調べてみると、今井絵理子政務官の職務は、防災、原子力、宇宙開発、男女共同参画、科学技術・イノベーション、総合科学技術・イノベーション会議、日本学術会議、遺棄化学兵器処理、原子力委員会、原子力発電施設等立地地域振興、日本医療研究開発機構・医療情報基盤、宇宙開発戦略推進、宇宙開発戦略本部、宇宙政策委員会、知的財産戦略推進、知的財産戦略本部、男女共同参画の17も重要分野を担当している。あの進次郎でもこなせそうもない。舛添前都知事は「冠婚葬祭要員だ」と言っている。千葉県民には実害の上に更に今井政務官という不安がのし掛かっている。
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