英紙エコノミストがまとめた世界60都市の安全度ランキングで、東京が1位、大阪が3位に選ばれたとのこと。観光客が訪れる主要60都市のデジタル、衛生、インフラ、治安について100点満点で評価したという。何となく日本の国民は、日本は安全で暮らし方も上と思っているようだが、世界の評価は全く違う。一度再考すべきだと思う。Nnewsweek加谷珪一のコラム「経済ニュースの文脈を読む」によると、日本は最早後進国だと言う。日本の労働生産性は先進各国で最下位で、世界競争力ランキングは30位で1997年以降では最低。平均賃金はOECD加盟35カ国中18位でしかなく、相対的貧困率は38カ国中27位、教育に対する公的支出のGDP比は43カ国中40位、年金の所得代替率は50カ国中41位、障害者への公的支出のGDP費は37カ国中32位、失業に対する公的支出のGDP比は34カ国中31位、これでもかというくらいひどい有様だという。更に米国の著名国防専門家カジアニス氏は、200カ国の戦略物資の貿易管理システムを評価した結果、韓国は17位だが、日本は36位だと言う。この観点に立ち戻って、世相を判断する必要がありそうだ。目を覚まさなければと思う。
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