参院選で「NHKをぶっ壊す」と連呼したN国が、2%の政党要件を満たし一端の政党になった。その効果を考えてみた。殆ど機能しない参院ではあるが、それでも国政選挙だ。国レベルの問題を解決するための方向付けが必要だ。自分は予てからN国の主張と同様にNHKに批判的で何度もこのブログに書いてきた。でも「NHKをぶっ壊す」だけでは、国政選挙としては対象が狭すぎる。だからN国には投票しなかった。しかし、思いの外NHK批判者が多かったことに驚いた。同時に嬉しくもあった。N国が政党になった効果は計り知れない。国会で自民がN国を無視することは不可能だ。総務省がNHKを所管している。本来は総務省が公共放送を定義し、NHKがその定義から外れないよう指導・保全する立場にある。だが寧ろ総務省はNHKの歯止め無い増殖を許しているし増長させている。更に官邸からのNHKへの圧力を防ぐことなく、むしろ一緒になって政治的圧力をかけている。総務省が機能しない今、N国の存在は極めて価値がある。NHK問題を解決するには、既存政党に1票を入れるよりN国の方が有効だ。一点突破の政党の、蟻の一穴になることを期待している。
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