米中貿易戦争が激化している。米国は限定を外し全ての品目に25%の関税をかけるとしている。一方中国も25%の関税で対抗し、更にレアアースの輸出禁止を打ち出した。25%の関税とは、自国民が25%割り増しの製品を買わせられることになるので、両国民にとってハッピーな話ではない。国際的影響も大きい。正常な頭脳の持ち主ならば、米中貿易戦争を非難するのが当たり前だ。ところが、世の中はそんな道理は通用しないことになっているらしい。西側諸国はトランプに同調している。その典型例がファーウェイ問題だ。日本では官も民もファーウェイ排除を打ち出した。本当にファーウェイが中国情報機関に情報を流しているのかもしれない。一方米国ではNSAが秘密裏にグーグルやフェイスブックの情報を活用していた事実が明らかになっている。と言うことは、ファーウェイ疑惑は事実だと米国が証明しているようなもの。それが現実だ。その現実の中で賢い判断をしているのがマレーシアのマハティール首相だと思う。マハティール首相は各国がファーウェイを排斥する最中で使用継続を宣言した。中国の一帯一路のマレーシア内鉄道計画を反故にしながら、一帯一路を賞賛した。聡明な判断だと思う。マハティール首相は93歳になる。決して衰えてはいない。マハティール首相から見た世界観を各国に広めるべきだと思うのだが。
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