突如FCA、ルノー、日産、三菱の統合話が持ち上がった。FCAとは欧米フィアット・クライスラー・オートモービルズで販売台数は約500万台。ルノー・日産・三菱は約1000万台だから、統合すれば1位のフォルクスワーゲンを抜き世界一の自動車会社になる。ところが日産に取ってはそんなに甘い話ではない。FCAとルノーが対等統合すると、日産はルノー株式を15%しか保有してないので新会社の持ち分はわずか7.5%。役員も1人しか送れず、新会社への影響力は無いのも同然。このまま統合されれば日産は吸収されて消滅してしまう。FCAから見ると、ルノーと組めば日産がオマケでついてくるようなもの。ルノーから見ると、日産と膠着状態にある統合話を打開出来る可能性が出てくる。FCAとルノーにとっては美味しい話だ。ひょっとするとルノーが策を巡らしたのかもしれない。さて寝耳に水の日産は如何に対応するのだろうか。西川社長も経産省も心許ない。スーパー助っ人は現れるのだろうか。
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