メイ首相が、とうとう再度国民投票をすると言い出した。混乱これ極まれり、というか、迷走の果て振り出しに戻ってしまった。イングランドと北アイルランドで地方議会選が行われ、保守党と労働党が大敗し、残留派の自由民主党が躍進した。スコットランドとウェールズでは地方選は行われていないが、残留派が圧倒的に多いから体勢は決している。23日には英国内での欧州議会選が行われる。ファラージが率いる離脱党が保守、労働の二大政党を上回る支持で首位に立っている。結局メイの迷走が保守党と労働党との支持を急減させている。最早離脱も残留もままならい状況に陥っている。そこにあろうことか再度国民投票をするという。一体何の意味があるのだろうか。結果が残留であれ離脱であれ、対立の溝が深まり混乱が益々増すだけ。メイは頑固だが信念が無かった。国家の一大事をリードするどころか迷走し混乱させただけ。敢えて良さを挙げれば、二大政党制を崩壊させたことだと言えるかもしれない。英国は振り出しに戻って政界再編から始める必要がありそうだ。
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