目には見えないブラックホールの画像が近日公開されるとのニュース。ブラックホールは強い重力のため物質だけでなく光さえ脱出出来ない天体と言われている。だから見ることは出来ない。でも、そのブラックホールの画像が見られるというのだから驚きだ。勿論史上初とのこと。国際プロジェクト「イベント・ホライズン・テレスコープ」に参加する天文学者らが10日に成果を発表する。観測の方法はこうだ。巨大な望遠鏡を建造しても自重で壊れてしまう。そこで複数の電波望遠鏡を組み合わせて、一つの巨大な反射鏡のようなものにした。ブラックホールを直接観測出来ないため、ブラックホール周辺に放射しているガスを観測するようだ。まるでドーナツを観測し、ドーナツの穴の存在を証明するみたいだ。ハワイとアリゾナ、スペイン、メキシコ、チリ、そして南極に点在する8か所の電波望遠鏡の観測データを組み合わせたという。まさに地球規模の望遠鏡だ。そのブラックホールは、地球が属する銀河の中心にある「いて座A」かもしれないとのこと。10日が楽しみだ。
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