塚田国交副大臣が更迭ではなく辞任した。第4次安部内閣には更迭に値する輩が多い。財務省の公文書改ざん問題で他人事のように責任をスルーした麻生財務相、質問を官僚に丸投げし厚労省の事に無知なことを曝け出してしまった根本厚労相、五輪もパソコンも知らない桜田五輪・サイバーセキュリティ戦略担当相、違法政治資金塗れの片山雑務担当相らは、即更迭されるべき大臣だった。だが更迭もされないし辞任もしないで、ノーノーと内閣に留まっている。彼らに較べれば塚田の罪は軽い。辞任に追い込まれたのは、選挙間近に自民党のイメージを悪くしたからという自民という身内の論理に過ぎない。少なくとも副大臣としての職務能力に問題は無いし、害も及ぼさない。内閣には常に自浄作用が無く、自民には選挙時だけは有るということなのかもしれない。ひと昔前ならば全員更迭されたはず。安部が大臣を更迭しない理由は2つある。一つは、更迭するとその後自分が任命責任を追求され事態が益々悪化することを学習したので、何があっても更迭は避けることにしたこと。もう一つは、モリカケ問題。本来であれば自分を更迭しなければならない。即ち総辞職だ。大臣を更迭すれば、同じ理屈で自分の更迭問題に発展するのは目に見えている。目糞は鼻糞を庇うということだろう。
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