大阪メトロの駅大改造計画が批判を浴びている。街を活性化させるため「新しい地下空間をつくる」のが目的だという。御堂筋線などの15駅をリニューアルするとしてイメージ図を公開した。心斎橋駅のイメージ図を見て驚いた。現在の心斎橋駅は天井がタイル張りのアーチ型でシャンデリアみたいな照明器具が付いている。なんともレトロな雰囲気を醸し出している。それを安っぽくてケバケバしたプリント柄にするという。これで街が活性化するとでも考えているのだろうか。目がチカチカして眼球が痙攣することが活性化とでも思っているのだろうか。いくら派手好きな大阪人といえども、このデザインには抵抗があるだろう。一方この計画に反対する人は「古びて、色あせた駅は大阪市民とともに重ねてきた年月を象徴する色だから残せ」と言うが、これも少し違うと思う。関東人には、あの薄暗さは気味が悪い。リニューアルしてイメージを変えるのではなく、開業当時の姿を残しリフレッシュすべきだと思う。昔の輝きのある駅を取り戻すことが活性化に繋がるはずだ。
コメントをお書きください