55年ぶりとなる2025年の大阪万博開催が決まった。日本中で歓喜の声が広がったと報道されているが、歓喜の声は大阪と安倍政権とマスコミだけだろう。その他は「また税金の無駄遣いかな」と冷ややかだ。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマにAIを活用した体験型万博を目指すというが、内容は白紙だ。会場予定地の整備費や鉄道インフラの延伸などで少なくとも約2千億円以上かかると言われている。経済効果は鉛筆舐め舐め2兆円とはじき出した。だが、浮かれてばかりではいられない。台風で浸水し閉鎖された関西空港の二の舞にならないだろうか。南海トラフ巨大地震への対策は出来るのだろうか。マイナス面を考えると、大阪誘致が正解だったのか極めて怪しい。更に、来るか来ないか分からない天災よりも、もっと現実的な問題もある。万博開催決定に伴いカジノを含む統合型リゾート計画が加速しそうだ。万博が終わった数年後は、万博開催の後悔が残るかもしれないが、それは一過性だ。だがカジノによるギャンブル依存症が永久に日本を蝕むことになりそうだ。
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