滋賀県の消費生活センターが偽HPを開設した。ネットには不当な価格表示や誇大広告などが氾濫している。そこで滋賀県の消費生活センターは考えた。消費者トラブルになりそうな架空の商品の偽通販サイトをつくり、消費者にネットの罠を体験してもらおうという試みだ。早速HPを訪問してみた。通常のネット通販と同じように、商品を選択し、会計に進むと、どこが問題なのかを解説する画面が現れる。基本的には良い取り組みだと思う。でも、少し物足りない。説明や背景が中途半端なのだ。もう少し深掘りしてくれれば、知識として相当役に立つはずだと感じた。もう少し改良を加えれば、ネット通販の守り神になるかもしれない。だが同時に、消費者庁の在り方に不満を覚えた。消費者庁は商品トラブルの苦情電話が来ると自治体の消費生活センターに転送することになっている。個別の案件は、個別に対応しろということなのだろう。しかし、偽通販サイトの問題は、全国共通の問題でもある。消費者庁は先頭に立って、撲滅運動を推進すべき立場にある。本来は、滋賀県消費生活センターの偽HP開設は、消費者庁が率先垂範してやるべきことだったと思う。今の消費者庁は消費者から浮いている存在だ。地に着いた活動を望みたいものだと思う。
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関係者 (日曜日, 09 12月 2018 13:10)
ご意見ありがとうございます。次に役立てていきます。
nishinari (日曜日, 09 12月 2018 14:40)
関係者さんへ:
コメントありがとうございます。
もし、関係者さんが滋賀県の担当者さんであれば一言申し上げます。
とても良いサイトだと思います。改良点は二つあると思います。
一つは、サイト表示が控えめで探しにくかったことです。
もう一つは、作り方が消費者目線ではなく、熟知する人の目線なので、説明的で実感が湧きにくかったことです。
更に磨きをかけて、消費者庁を突き動かせれば、一庶民としてとても嬉しいです。