龍王峡から日塩もみじラインに入った。曲がりくねった九十九折りで峠まではもみじ一色。上に上がるほど鮮やかな紅葉が増す。京都などの紅葉とは趣が異なり、山全体が圧倒的なもみじで覆われている。まさに、もみじラインだ。塩原温泉郷のもみじも鮮やかだった。特に紅の吊橋は、パンフ通りで写真と見紛うばかりだった。箒川に面している宿の露天風呂からの対岸の景色も素晴らしかった。この辺は柔らかくて美味しい塩原高原大根が有名とのこと。道の駅「ゆの香塩原」は朝採れ野菜を買う人でごった返していた。高原大根と蕎麦の実を買った。千本松牧場と氏家大橋観光やなを経由し大谷資料館に立ち寄った。ブラタモリで紹介されて以来、それまでの閑散さが一変し、観光客が押し寄せている。何言おう、自分もブラタモリに触発された口だ。内部は天井が高く異様な空間だ。山全体が穴だらけだという。昔の人は手彫りだったというから驚きだ。小学生の合唱隊が歌を歌っていた。音響効果も抜群だ。資料によると頻繁にコンサートなどが催されているようだ。上手い活用法だと思った。観光地の人集めはブラタモリに限るとも思った。宇都宮駅前のみんみんで宇都宮餃子を食べた。でも王将の餃子と変わらない。名前が先行しているだけかと期待外れで少しがっかりした。でも、全体では充実した塩原温泉旅行であった。
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