名古屋大が約3千人の中学校教員を対象とした調査で「来年度、部活動の顧問をしたい」との質問に対し「したい」と「したくない」が半々だったとのこと。半分は意義を感じており、半分は重荷に感じているということだ。自分が中学生だった頃のことを思い出してみた。自分は卓球部に入った。部員は数人しかいなかったが、指導教員は卓球大好きな社会科の先生だった。独特なドライブが上手く、いつかそうなりたいと憧れていた。今思うとその憧れは先生の「上手い」というよりは「楽しんでいる」ことにだったのかもしれない。他にも、体育の先生は野球部で、美術の先生は美術部で、国語の先生は書道部で力を振るっていた。部は違うが充実した部であったと思う。その反面、部活動には関わらない先生も沢山いた。でも当時は関わらない先生を問題視する風潮などはなかった。とても自然なことだと思う。だが、半世紀が過ぎ世の中は変わった。部活に消極的な先生を問題視する。とてもおかしいと思う。人間は得手不得手もあるし好き嫌いもある。一様に先生を部活指導に宛がうのは如何なものかと思う。公立中学校の部活指導者に規制を敷く必要は無い。自治体が、これぞと思う人物に明日を託す事こそが、明るい明日を拓くことだと思う。
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