エリザベス女王の孫娘ユージェニー王女が、結婚式でみせた行動が称賛されている。背中が大きく開いたドレスが背中の傷跡を見せている。幼い頃の脊柱側弯症手術の痕だ。彼女は「敢えて立ち上がるため見せた」と言う。勇気ある行動だと思う。そのニュースと時を同じくして偶々NHKの「アスリートの魂:石川遼27歳の告白」を見た。15歳でプロデビューし、最初の5年間は日の出の勢いだったが、その後の5年間は鳴かず飛ばずの時代になった。最早石川遼もこれまでかと思っていたが、再起にかける気迫を感じた。不死鳥のように蘇るかもしれないと思わせた。でも、自分にそう感じさせたのはゴルフのテクニックではない。雑念が多過ぎたのだ。一つは髪型、もう一つは右上腕部のサポーター。石川遼は髪型に凝ってきた。ゴルフ以外に関心が向き過ぎているということだ。集中出来ないゴルフで勝てる訳がないと思っていた。やっと真面な平凡な髪型に定着した。更に、定番の右腕のサポーターを外したことだ。これほど拘るのは入れ墨でも隠しているものと思っていた。でも、隠していたのはユージェニー王女と同じようなアザだった。本人は他人が気にする以上に気にしていたようだ。誰も気にしないことが分かり、サポーターを外したと言う。石川遼もやっとユージェニー王女のようにあるがままの心境に近づきつつあるのかと思う。ご両人とも明日は明るくなりそうだ。
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