割り込んで来た車に道路を譲った時、その車がハザードランプを点滅させることがある。「ありがとう」という意味のサンキューハザードだ。怖そうな兄ちゃんが運転するトラックがサンキューハザードを点けると、意外な感じがして心が和むことがある。自分も割り込ませてもらった時は点けるようにしている。ところが、サンキューハザードは道路交通法上違反行為だからやたらと使うなと言う人もいる。確かに、道交法には、夜間、幅5.5m以上の道路に停車・駐車するときはハザードランプか尾灯を点けなければならないと書いてある。では法規に書いてないものは、してはいけない行為なのだろうか。渋滞の最後尾の車がハザードランプを点滅させたり、点滅しながら駐車する車はよく見る風景だ。これらは事故を未然に防ぐ行為であるから、寧ろ推奨すべきものだと思う。サンキュウーハザードは直接事故防止には繋がらないが、運転者の気持ちを安定させるから間接的には事故防止に繋がっているとも言える。車そのものは無表情だ。「気をつけてね」とか「ありがとう」と発信出来るハザードランプは優れものだと思う。これを使わない手は無いと思う。
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