Hondaエコマイレッジチャレンジが面白い。決められたコースを周回し、一定時間内での燃費性能を競うもの。その名の通りHondaが主催。ガソリンの消費量と走行距離から燃費性能km/lを算出する。今年の九州大会の2人乗りクラスで佐賀県の私立北陵高が優勝した。燃費は何と291km。ガソリン1リットルで291kmも走るのだ。エンジンはスーパーカブの50ccと決められている。制約はそれだけ。北陵高の車の構造は、細い鉄で骨組みを作り、車体は薄いFRP、タイやとブレーキは自転車のものを転用、後輪の駆動も自転車のチェーン、ハンドルはバイクのもの。燃費向上には流線型の方が良いが、敢えて形にも拘り「グッドデザイン賞」にも輝いたとか。もし本田宗一郎が生きていれば、泣いて喜ぶような性能であるし、高校生にとっても生きた勉強だ。ホンダイズムはしっかりと根を張っている。Hondaにも高校生にもいたく感心した。
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