海のプラスチックごみを回収する巨大な浮遊装置が米国本土とハワイ沖の間にある「太平洋ごみベルト」に向け、サンフランシスコ湾を出航したとのニュース。オランダのNGOオーシャン・クリーンアップが計画。太平洋ごみベルトのプラごみを5年間で半減させる構想だという。装置は長さ600m、深さ3m。動力源はなく、波や風を利用して海面を浮遊しながら、ごみを捉える。ごみは専用船で回収し、リサイクルする計画。研究機関の調査によると、ごみの総重量は8万トン、面積は日本の4倍以上の160万平方キロに広がっているという。ごみの出所は、陸からが8割で、船舶由来が2割と海洋学者が見積もっている。一説によると、3割は日本からだという。東日本大震災時に沖に流された一部が漂っているのかもしれない。このNGOはオランダ人の発明家が18歳の時に設立し、25億円の費用は寄付や企業の協賛金でまかなったとのこと。大したものだ。大震災時にも海洋への流出物の回収は日本政府がやるべきだと思っていた。今こそ、政府はこのNGO活動を援助すべきだと思う。
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