誰もが信じている医学の常識に実は科学的な根拠が無く、盲目的に信じ込まされているものもある。例えば、総コレステロール値。適正域は220mg/dl未満で、240mg/dl以上が高コレステロール血症とされている。でも適正域の人よりも240mg/dlの人の方が長生きしているというデータがある。最近、死亡リスクに関係する生活習慣を統計的に比較する研究が盛んになってきた。カナダ・人口保険研究所が「減塩こそ健康のもと」との定説を覆した。世界17か国の男女10万人の食塩摂取量と過去4年間の死亡率の関連を調べた。その結果、1日12.5gが最も死亡率が低く、WHOが推奨している1日5gよりも死亡率が約45%も低くかったとのこと。自然塩と化学塩とを分けて研究すれば、より良い情報が得られるに違いない。北京大学は辛さと死亡リスクについて約50万人、7年間の追跡調査を行った。その結果、週3~7回辛い食事を摂る人の死亡リスクは週1回未満の人より14%低かったという。辛み成分のカプサイシンが血管を拡張して体を温め、代謝を促進するかららしい。普段からカミサンに、辛いものを摂り過ぎると、食道や胃腸がやられるので良くないと言われる。だが、摂り過ぎの人の方が長生きするという事実を見つけた。自分は辛いものが大好物。明日からは、大手を振って辛いものに程々に挑戦してみようと思う。
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