腐った社会を若者が建て直す国もあるようだ。バングラデシュだ。アジアの在留邦人がブログで伝えている。この国の腐り方は日本よりも少し酷い。バングラデシュでは腐敗政治が続き、首都ダッカでは停電、交通渋滞が名物の一つになっている。中高生が立ち上がり交通問題を解決したとのこと。きっかけは、バスの無免許で乱暴な運転により学生の死亡事故が発生したことに学生たちが怒り始めたこと。学生たちは抗議の道路封鎖。その事故報告の記者会見で運輸大臣が「よくあること」とニコッと笑った。それが発火点になった。中高生による道路封鎖でダッカ中が交通マヒに陥った。この運動は全国に広がり殆どの学校は休校状態。ここからが違う。「もう大人に任せておけない!」 と立ち上がった子供たちが道路に飛び出し、交通整理と通行する車の車検や運転手の運転免許の確認を始めた。警察も軍も出来なかった緊急車両用道路を確保し、救急車を通せるようにし、人力車用、乗用車用にレーンを分け、更に順番を並んで待たせるという仕事をやってのけたという。今までまかり通っていた賄賂で整備不良車両と無免許運転も激減した。ところが、中高生らを弾圧する勢力が出現した。でも、今度は中高生を助ける大学生らが立ち上がったとのこと。日本でも、国会会期中に中高生による生の討議が出来るとよい。きっと議員らは、自分たちが如何につまらないことに時間を浪費していたかを気付かされることだろう。
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