自分は本来犬も猫も嫌いだ。小学校に上がる前の頃、親戚のチョビという名の犬に噛みつかれた。それ以来、自分にとって犬は嫌いというよりは怖い存在になった。一方猫は次の瞬間何をするか分からない。やっと親しくなったと思っても、いきなり爪を立ててくる。信用の置けない存在といえる。でもカミサンの影響で今は猫派になった。しかし、猫の事ばかり書くのも不公平だから、偶には犬の事も書いてみようと思う。ブラジルのニュースが面白い。離婚した夫婦の犬についての親権だ。本来、離婚協議で犬は「モノ」として見做されるが、離婚された男も飼い親としての権利を認めたとか。訴訟を起こす方も凄いと思うが、その親権を認める裁判所の判断も凄いと思う。でも、もっと凄いと思うのが「犬の十戒」。十戒といえば「モーゼの十戒」。モーゼの十戒とは、モーゼが神から与えられたとされる10の戒律のこと。だから「犬の十戒」とは、神から与えられた戒律なのだと考えるべきものなのだろう。そのなかで、自分が一番気に入ったのは第5。Talk to me. Even if I don’t understand your words, I understand your voice when it’s speaking to me.(私に話しかけてください。あなたの言葉は理解できないけど、私に話してるあなたの気持ちは理解しています)。この「犬の十戒」を知って、自分は犬も好きになりそうな気持になった。
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