昨年3月に改正道路交通法が施行され、施行後1年間の認知機能検査の結果が公表された。75歳以上の免許更新時に行われ、記憶力や判断力がチェックされる。第1分類:認知症の恐れ、第2分類:認知機能低下の恐れ、第3分類:問題なし、のいずれかに判定される。認知機能検査を受けた人は210万人。第1分類:認知症の恐れと第2分類:認知機能低下の恐れが61万人もいた。第1分類:認知症の恐れの人は全員、医師の診察を受けることになった。結局認知症と診断されて免許取り消し・停止になった人は1892人だった。少なくとも2千件弱の事故や事故死を防ぐ効果はあっただろう。また、免許を自主返納した人や更新せずに失効させた人が計2万人以上いたとのこと。自分は今72歳なので、もうすぐ認知機能検査の対象になる。いやなテストだと思うが、年を取れば通らざるを得ない関門だとも思う。もし、認知症の恐れとか認知機能低下の恐れに判定された場合、自分はどのような対処をするだろうか。実際にその状況にならないと分からないが、多分自分は免許を即返納すると思う。怪我を避ける我が身の可愛さよりも、他人を傷つける罪悪感が勝っているように思う。
コメントをお書きください