覚えよう、話せるようになろう、と思っても中々身に付かないのが英語。ましてやスラングなど別世界の第二外国語に等しい。だがエンジェルスの大谷選手のお陰で野球スラングが身近な存在になってきた。ソーシア監督が大谷のコンディションは「full gorilla」だと言った。「full gorilla」は「全力で行なう」という意味のスラングとのことらしい。クローザーは「ファイヤーマン」と呼ばれる。まさに火消し職人だ。フォアボールは無料で進める「フリーチケット」。「チャージ」は充電ではなく、それ突撃だの意味。大谷のボールはDirtyでNastyでFilthyと言われる。DirtyもNastyもFilthyも直訳すると「汚い」という意味。でも野球では、Dirtyは打つのが難しいボール。Nastyは打者が予測できないような動きのあるボール。Filthyはバッターが逃げ出したくなるようなボールとのこと。投手がチーズを投げたと言えば「ものすごい速球を投げた」という意味で、「クッキー」は壊れ易いので「打ち易いボール」という意味になるようだ。Solidは固形という意味だが、スラング的にはすばらしい、しっかりしたという意味があるようだ。嘗てヤンキースの松井選手はSolid playerと呼ばれていた。これまで覚えたスラングを元にして、大谷選手を評価すると、大谷はsolidだがfull gorillaで、DirtyでNastyでFilthyなcheeseを投げるということになる。直訳すると、大谷は固いがゴリラのようで、めっちゃ汚いチーズを投げるということになる。まるで化け物がいるようだ。でも、米国では、スラングこそが勲章なのかもしれない。スラング万歳!
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