日本代表監督を電撃解任されたハリルが来日し会見を開いた。今更何をしゃべりに来たのだろうかと思う。解任された時、ハリルの第一声は「何故?」だった。それ程「裸の王様状態」だったのだろう。でも、解任理由は明解だ。ハリルではW杯に勝てないと見込んだからだ。戦術が一本槍。日本のスタイルにマッチしていない。しかも機能しない。選手起用が曖昧。選手が試合で萎縮している。等々意見はあるが、答えは簡単。勝てなかったばかりではなく、今後勝つための手順が見えなかったからだ。ハリルは就任早々前任者が選んだ選手を固定的に起用した。それを批判されると、今度は旬な選手ばかりを偏重的に起用した。もうすぐW杯だというのに、軸となる選手の基本的配置が決まらず多用に明け暮れた。W杯までは、あと数ヶ月。チームの骨格は出来ていなければならない時期だ。だが骨格すらも出来ていない。ハリルにはチームワークを作るという概念が無いように見える。監督失格の所以だと思う。ハリルは来日し「協会は一度として問題点を指摘してくれなかった。選手とのコミュニケーションも本田と香川以外は上手くいっていた」とコメントしているが、問題はそこには無い。協会が「あえて言えばコミュニケーション」と言っただけで、問題は「勝つ期待が持てるか」に尽きる。勝てる期待が持てない監督など全く不要だ。来日会見などせずに、さっさと韓国の監督に鞍替えし、日本を見返す努力をすれば良いと思う。
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