サッカーW杯ロシア大会があと3か月に迫ってきた。チーム強化と出場選手選定のためマリ戦とウクライナ戦が行われる。昨日対マリ戦がベルギーで開催された。辛うじて敗戦は免れたが内容は悲惨。選手に躍動感が見られない。抜け出そうという気力も見られない。不調さを立て直すべきハリル監督の指示も無い。まるで魂の抜けた者たちだけが、只漂っているように見えた。対戦相手にマリを選んだのは本番で対戦するセネガルに似ているからという。だが、マリとセネガルの力には雲泥の差がある。元々マリは仮想セネガルにはなり得ない。弱い相手を選んで、かつ苦戦を強いられた。何のための強化試合かと思う。ロシア大会に出場する各国は、出場する国を相手にして強化に励んでいる。強化試合と言えども真剣勝負なのだ。選手のモチベーションも気力もアップし、チーム力の強化も期待出来る。それに較べぬるま湯にドップリ浸かっている日本の戦略は間違っている。更に選手の選定についても一貫した方針が無く、日替わりメニュー的。だから、いつまで経ってもチーム力はアップしないし、選手のモチベーションも下がる一方。最早ロシア大会を勝ち抜くには劇的なショック療法しか無い。時間が無い。監督を変え、選手を固定するしか道は残されていないと思う。
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