フェイスブックから大量の個人データが不正に流出したことと、それを放置したザッカーバーグの責任が問題になっている。英国のデータ分析/選挙コンサルティング会社ケンブリッジアナリティカがフェイスブックの同意も無く約5千万人分のデータを取得した。そのデータが、英国EU離脱の国民投票とトランプの大統領選に使われ、どちらも大方の予想を覆す結果になったのだから大ごとだ。最近ビッグデータの活用が、企業の戦略的未来を制すと言われている。企業がビッグデータで動向を掴み先手を打つ使い方は真面で賢い方法だと思う。だが、ビッグデータで世論を操り、あらぬ方向へ導くのは邪道というよりも犯罪そのものだ。ケンブリッジアナリティカの頭脳はケンブリッジ大学の教授で、裏ではロシアが資金提供していたらしい。結局、英国のEU離脱もトランプ大統領の誕生もロシアの手の内にあったということかもしれない。ザッカーバーグは大量の個人データが使われていることを知りながら放置した。その罪は極めて重い。今後、対処次第でフェイスブックは急速にポシャるかもしれない。自分はフェイスブックに登録はしていない。少し良かったと思う。
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