1週間程前の日経朝刊1面に「日本政府、欧州の原燃会社買収へ交渉 」の記事が載っていた。福島原発事故による軽微な放射能汚染土すらも処理出来ないのに、政府は原燃会社買収に動くのかと驚いた。この買収劇は、きっと各方面で議論を呼ぶことになるに違いないと確信した。ところが、今になっても何ら話題にすら上らない。世の中どうなっているのだろうかと思う。仕方ないので、このブログに書くことにした。最早原発は夢の発電ではないことが証明されている。福島事故から6年間原発を動かさなくても日本に問題は無かった。原発は最も安上がりと言われていたが、自然エネルギーの方が安くなることが実証された。放射能汚染や廃炉の費用を含めると、コスト的にも最悪の発電方法になる。更に原発の夢のサイクルも幻で終わった。原発の使用済み核燃料を再利用する技術も廃棄方法も出来ていない。プルトニウムを再利用する「ふげん」は技術確立出来なかった。核サイクルも破綻している。誰がどう考えても原発に分は無い。そうであるのに政府がウラン濃縮技術を買収するなどとは全くクレージーとしか言い様がない。原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟が「原発ゼロ・自然エネルギー基本法案」を発表した。頑張れ、小泉、細川両元首相。
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