我が家の隣の空き地約300坪超が整地され分譲地に生れ変わったのが2年前。二つ感じたことがある。一つは高いのに売れたこと。路線価50万円なのだが売値は100万円で6区画。売れるはずが無いと思っていたが、3区画は売れたようだ。ようやく2バイ4の家が建ち始めた。毎日見ていると、2バイ4工法が如何に効率的かが分かる。たった一人で棟を立ち上げることが出来る。だが欠点も見えてきた。一軒目と二軒目では、音の響きとリズムが全く違う。一軒目の音は心地よかった。リズム良く家が建っていく。だが、二軒目のリズムは悪い。修正するための木槌の音が度々入る。更に、木材を固定する釘打ちのリズムも全く不自然だ。自分は建築の素人ではあるが、大工の腕は音でも分かるのかもしれないと思うようになった。もう一つは、サラリーマンの生産性だ。自分も嘗ては携わっていたので製造現場の生産性が極めて優れていることは知っている。だが問題は、日本のサービス業にある。問題の空き地のセールが始まり、販売員も多く集まった。だが、彼らは現地で何もしない。少しでも良く見せようと思えば雑草くらい抜くはずだ。だが何もせず只来客を待ち時間を浪費しているだけ。結果として3区画残ったが、未だに現地に足を運ぶだけで、営業活動も清掃活動も全く無い。こんな土地が売れるはずがない。ほんの些細なことではあるが、ホワイトカラーの生産性向上は自明の理であることは間違いないと確信した次第。
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