人生にとって「子供の頃に自分は将来何になりたいか」と考えることは極めて大切な事だ。自分が子供の頃、兄から「大きくなったら何になりたいの?」とよく訊かれた。その度自分なりに自問自答した。当時の子供たちは、総理大臣とかお巡りさんとか電車の運転手などと答える人が多かった。兄にお前は学者が合っていると言われ、高校時代の頃まで考古学者になろうかと本気で思っていた。大学時代に学者に興味が無くなり化学技術者になった。それはそれで良かったと思う。先日、第一生命が「大人になったらなりたいもの」調査結果を発表した。過去7~8年は、小学生男子の1位がサッカー選手で女子は食べ物屋さんだった。だが、今年の小学生男子の1位には学者・博士が返り咲いた。おそらく多くのノーベル賞受賞者が輩出された影響だろう。類は友を呼ぶと言うか、朱に交われば赤くなると言うか、喜ぶべき傾向だと思う。一方、ソニー生命の調査によると中学生男子の1位はITエンジニア・プログラマー、2位はゲームクリエイター、3位はYouTuberなどの動画投稿者とのこと。ところが、高校生男子ではYouTuberが10位圏外になっている。夢が現実に近づきつつあることが実感出来る。
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