数年間お茶を習ったきっかけで花を活けることが好きになった。お点前の前に必ず花を活ける。やっとの思いで、まあまあ満足のいく花を活けても、先生の手直しにかかると美しく激変してしまう。活け花もかなり奥が深い。カミサンが正月だから、花を活けてほしいと言う。庭に咲いている水仙を活けることにした。水仙でかつ一輪活けだから簡単だ。水仙は一輪に4~5個の花が咲く。全てが同じ方向を向く訳では無い。数の多い面を正面にすれば良い。3個を正面にして、2個が裏に回った。ところが、2日もすると、裏の2個が旋回し表に回ってきた。正面に5個の花がきれいに5角形を形成した。まさに五輪の水仙とでもいおうか。まるで奇蹟に近いと感動した。五輪の水仙をジッと観ていると、あら不思議、5個の花が、地、水、火、風、空と思えるようになってきた。まさに万物を構成する地、水、火、風、空の五大の欠けるところのない輪に違いない。今年は良いことが多く起こりそうな予感がしてきた。
コメントをお書きください