トランプが去った。安倍首相はトランプに武器の大量購入を、そして娘にはイバンカ基金に57億円の拠出を約束し、安倍夫人はメラニア夫人に140万円ものパールをプレゼントした。大盤振る舞いだ。今後米軍が日本から撤退することは決まっているから、武器の購入はある程度理解出来る。異様に感じたのは57億円と140万円だ。トランプの娘だからといって、57億円もお金を出すのかと驚いた。でも高橋洋一教授によると、発展途上国貧困対策の一環で、女性起業家支援基金を世銀内に設置するというもの。外務省では7月から決まっていた。ただ、お金の出所は決まっていない。一般会計ではなく特別会計で処理されるだろうとのこと。要はイバンカ個人へのプレゼントではなく従来路線の世界貢献の一貫ということのようだ。問題はパール。トランプはハワイで突如「真珠湾を忘れるな」と口走った。そして、昭恵夫人の接待が銀座のミキモト。メラニアに140万円ものパールをプレゼントした。メラニアはパールが好きとのこと。今年の初め訪米した時に、安倍夫人がメラニアにパールピアスを贈って喜ばれた。そして9か月後に、再びパールのプレゼント。誰が喜ぶか。ウンザリしているに違いない。でも、問題はそこではない。140万円は私費なのか公費なのかだ。昭恵夫人は口利きの名手だ。この人に頼めば、叶わなかった申請に予算が付くことで知られている。数が多いので真実を追究するのは止めておこう。140万円は57億円の4000分の1に過ぎない。でも、僅かな金額ではあるが、問題が多過ぎる。もし私費であれば、思慮は浅いがいっぱしの人物として見直すこととしたい。さて。
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