みずほ・ゆうちょ・地銀が手を組んで新仮想通貨「Jコイン」を創設するという。大丈夫なのだろうか。急速にビットコインのような仮想通貨が広がっている。中国のアリババ集団や米アップルの決済サービスに対抗するのが狙いのようだ。Jコインは常に円の価値と同じなのでビットコインのように値段は乱高下しない。ネット上で無料でお金のやり取りが出来る。ネット上のJコイン口座の間で決済が済むので、双方向性が強みとなり電子マネーより便利になるという触れ込みだ。しかし、便利なようだが落とし穴がある。元凶はみずほ銀行。みずほ銀行はネットシステムのトラブルメーカーだ。旧富士銀行と旧第一勧業銀行の合併時にシステム統合のトラブルを起こした。東日本大震災の義援金でも大規模なシステム障害を発生させた。富士・勧銀の旧みずほと旧日本興業銀行のみずほコーポレート銀行のシステム統合は遅れに遅れた。7月にやっと完成したが費用は4500億円もかかってしまった。でも、時代はすでにクラウド化に移っている。しかも仕事の主体はフィンテック。軽さが求められている。みずほの4500億円のシステムには年間1000億円ほどのメンテナンス費用がかかる。まるで戦艦ヤマトだ。今どき戦艦ヤマトを作る銀行が新仮想通貨を作るなど夢のまた夢。しかも、失敗続きのみずほだけではなく、トールホールディングス買収で大損失を招いた日本郵政も仲間だ。能力が無いか呪われているかのどちらかだ。絶対上手くいくはずがないと確信している。
コメントをお書きください